児童・生徒の介助員登録者を増やす工夫・改善及び行事介助員を探す際の保護者の負担軽減を求める請願

【請願の趣旨

児童・生徒の介助員の内「行事介助員」について、在籍校・保護者で候補者を探し、学校から区に申請することが基本となっていますが、現実問題として保護者が候補者を探す事にはかなり困難を伴います。障がいがある子もない子も同じように安心して学校行事に参加できるよう取組んでいただけますことを切に希望し区に下記を要望します。

【請願の理由】

足立区内小・中学校(通常学級)の宿泊学習の際、個別の対応が必要な児童生徒についていただく介助員について、複数の声が集まっています。

保護者も学校も、介助員をつけて欲しい旨は一致していますが、ではどうやって介助員を引き受けてくださる方を見つけるのかについて、大きな課題を感じています。

学校の先生方も介助員が必要な事例をそう多く経験していらっしゃる訳ではありません。あてがあってとんとん拍子に見つかることはなく、「保護者も探してください」と言われているのが実情です。保護者としては、介助員が見つからないと子どもを参加させることはできませんし、その行事に向けた対応・対策にも見通しが立ちませんから、気持ちが焦ります。日々の生活の対応で精一杯の中で、個々に介助員探しに右往左往しています。

その際の困った点を挙げさせていただきます。

勤務時間や報酬など全く分からないために、声をかけることもためらわれます。区に問い合わせたところ、「保護者に答えられることはありません。」との返答でした。また、足立区の HP にある介助員登録申し込みを参考にしてよいのかさえも教えていただけませんでした。

個人で区内の大学にボランティアの問い合わせをしましたが、門前払いされました。

足立区社会福祉協議会のボランティアセンターに相談をして、運よく紹介をしていただいたケースがありますが、その後、その方は区内で別の支援員として引き抜かれ、次の行事ではまた一から介助員探しをしました。

このような事例が何度もあります。毎年、足立区内で多くの方が追い詰められる状況が繰り返されています。

今後、同じように悩み苦しむ方がでないよう、しっかりと制度として構築して頂きたくそれと共に、介助員登録者が増えるような働きかけや工夫・改善を要望します。

障がいがある子もない子も、等しく安心して学校行事に参加できることが、私たち保護者の切なる願いです。

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